ばやしのブログ

アジャイルとかやる中で考えていることを書きます

スクフェス沖縄に行ってきたよ

表題の通り12/9, 12/10と沖縄で開催されたスクラムフェス沖縄に参加してきました。

www.scrumfestokinawa.org

スクラムフェス沖縄とは

沖縄で開催されたスクラムフェスです。 他所のスクラムフェスとは違い参加人数30名弱、プロポーザルもキーノートもないシンプルなスクラムフェスです。 場所はGWave宜野湾ベイサイド情報センターのプレゼンテーションルームを借りて行われました。

www.gbic.jp

一日目

一日目はなんとなくマシュマロ・チャレンジをやることだけが決まっていて、それ以外は何も決まっていなかったのですが当日のみんなのなんとなくの動きで

  • 自己紹介
  • マシュマロ・チャレンジ
  • 紙ヒコーキワークショップ

の三本立てとなりました。

マシュマロ・チャレンジも紙ヒコーキワークショップもどちらも経験したことがあったのですが、やったのは随分前だったので今回もたくさん失敗できました。

マシュマロを細長くすることで負荷分散を狙ったが失敗した図

チームの人と一緒に「イノベーション起こしますか」や「策士策に溺れましたね」みたいな台詞を芝居がかって言えるのは楽しいですね。 その後ちゃんと失敗するのもオチがついて良い感じです。

二日目

アンカンファレンスということで何も決まってなかったのですが、朝に色々決めて来年のスクフェス沖縄の話をしたりTDDしたりボードゲームをしたりEMについて語り合ったり海沿いを歩いたり喫茶ルビーに行ってCランチ食べたりラジオ撮ったりと盛りだくさんでした。事前にセッションが決められていてそれに参加するのも楽しいですが、みんなでゆっくりとした時間を共有するのも楽しくて、こういうカンファレンスもありだなぁと感じました。

夜にあった良い話

このスクラムフェス沖縄はスポンサーも無し、参加費も無しのため、会場や懇親会のお金を一般社団法人スクラムギャザリング東京実行委員会からご支援を頂いております。この料金を全額負担していただくということに対して引け目を感じていました。 その話を一般社団法人スクラムギャザリング東京実行委員会の川口さんやAkiさんにしたところ、以下のような内容の説明をされました。

一般社団法人スクラムギャザリング東京実行委員会は営利を目的としていないので、みんな給料をもらっているわけではなく、利益を受け取る株主や投資家もいない。
カンファレンスでお預かりしたお金はなるべくそのカンファレンスで使い切りたいものの、マイナスにすると全体として苦しくなるので、ある程度、安全余裕を見て運営することになり、最終的には黒字になることが多い。
規模が大きいRSGTやスクフェス大阪などで黒字が出てしまうと、そのまま利益計上になって期末に法人税をたくさん収めることになる(6割程度は内部留保だからそれはそれで安定運営には役立つ)。日本の財政も大変な時期なので、税金を払うことはとても価値があることと思っているものの、やりたいことがある人たちに使ってもらっても、結局、まわりまわって税金になるので、そういう風に使ってもらった方がいいんじゃないかと思う。
しかし、お金使いたいでーす、っていう人を募集してしまうと、なんか変な人が寄ってくると思うのでやりにくい。
ボランティアにも関わらず情熱を持って、実際に行動してくれる、スクラムフェス沖縄のいわむーさん(スクフェス沖縄の実行委員長)やスタッフの皆さんが、沖縄に住んでいたり関係があるスクラム実践者のためにお金を使ってくれるなら、それに価値があると、関係する皆さんが納得していただけるんじゃないかと思う。
これはスクラムギャザリング東京実行委員会からしてもありがたい話であり、引け目を感じる必要はない。
剰余金があるときにはあるし、ないときにはない、という話なので、毎回お出しできるとは限らないけど、ある時にはできる限り有効に使っていただきたいと考えている。

とのことでした。良い話ですね。 懇親会のお会計を渡す際に「投資お願いします!」って言ったらみんなにスルーされたのであんまり調子乗るのも良くないなと思いました。

その他感想

  • 高江洲さんにメイフェーアという沖縄名物の缶詰を紹介してもらう。とりあえず一缶買いましたがまだ手が出てない
  • あらいさんに沖縄の汁文化について学ぶ。もしかして暖かい地方の人は汗で水分と塩分が足りなくなりやすいから汁文化が発展するのかなと思う。誰かそういう説知っている人いたら教えて下さい
  • 沖縄暖かすぎて感動してたけど、当日石垣島から来られた方が「本島は寒いですね。シベリアかと思いました」って言ってて戦慄する
  • ワークショップのチーム分けの時にアジャイル経験年数でソートしたが、その際に自分が大分先頭の方(古参側)に来てびっくりする。まだまだ新参だなーって思ってたけど、もう5年はやってるしな〜
  • みんなEMについて興味津々でこれもびっくり。皆さん エンジニアリングマネージャーのしごと 読むと良いと思います。あとは エラスティックリーダーシップ
  • 初めてスクフェスに奥さんを連れていきました。夜の懇親会だけ参加してもらったのですが「普段こんな人たちと一緒に活動してるよー」って言うのを目で見てもらうことが出来ました。これで理解も得られやすくなるはず?

以上、スクフェス沖縄の参加レポでした。 来年も同じ時期に同じような形式であるみたいなので、ご興味が湧いた方はぜひご参加ください〜