どうも、ばやし(Kei Ogane)です。
この記事は Linc'well アドベントカレンダーの初日です。
明日は toshi-toma さんの「フロントエンドでのSentry活用」です。
今日は「チャットでわいわいする」をどう文化として根付かせるかについて書きたいと思います。
チャットでわいわいするとは
オンラインMTGでは音声という制約上、同時に発言できる人が少数ですよね。その少数の発言する人に対して、その他の大勢がチャットで感想を述べたり、反応したりするというのが今回取り上げている「チャットでわいわいする」です。
効果としては
あたりがあります。
また、チャットでわいわいを通じてインフォーマルでオープンなコミュニケーションを組織に蔓延させることで、違和感の表明などがしやすくなる作用もありそうです。 ということで以下にチャットでわいわいを組織に定着させる際に自分の進め方や気にしてることを書いていきます
誰も投稿しないチャット欄は怖い
全社会や部会など大勢の人が参加する MTG のチャット欄、盛り上がってますか? 誰も投稿しないチャット欄は、誰しもに公開はされているけど、投稿したらいけない落とし穴のように見えますよね。
誰も投稿に対して否定的でないとしても、誰も投稿していないから、誰も投稿できない。 そんなデッドロックのような状況を打破するテクニックをここではご紹介していきたいと思います。
はじめはスモールスタート
誰も投稿していないチャット欄に枯れ木を立てるため、誰も損をせず、反応されなくても自分が傷つかない投稿から始めていきます。 例えば MTG の始まりのタイミングで「わいわい」とだけ呟いてみたり、誰かがすごいことをしたときに「すごい!」と言ってみたり、勉強になったときに「なるほどなぁ」と言ってみたりと、ポジティブな感想を独り言のように言ってみます。
他にも、上記よりはちょっと勇気が必要ですが、会議中に出てきた書籍の名前や、わからなかったワードを検索してチャットに流す、なんてのも多くの人は否定的ではないでしょう。MTG にちゃんと参加している証にもなります。
上記のようなことをやり続け、そして「私が怒られていない」という状況を作ることで、 「このチャット欄は投稿して良い場所なんだな」 ということを身をもって示します。
流量は増えた?
ここが分岐点になります。 上記のように「このチャット欄は投稿しても良い場所である」ことを示すだけで、他の人が追従してくれるケースと、誰も追従してくれず自分一人でずっと喋っているケースに分かれます。 他の人が追従してくれない場合、ただ自分がチャットを投稿し続けるだけでは足りず、もう一つステップが必要になりそうです。
- チャットを投稿するのが得意そうな人
- チャット投稿が組織文化を良くすることに貢献すると理解している人
- 相手からチャットの話題を出してきた人(興味を持ってくれてる人)
こういった人に個別に話をして、自分の熱意を伝えましょう。 自分がなぜこういうことをしているのか、今何に困っているのか(誰も投稿してくれない)、を打ち明け、協力を取り付けると良いでしょう。
ここで大事なのは、無理やりお願いしたり、何度もしつこく食い下がることを避けることです。 自分自身の信頼も損ねますし、相手も不快な思いをするでしょう。 さりげなく、重苦しくならないように招待するのがコツです。
Certified Agile Leader の講師である Michael Sahota もそう言ってます。
一歩ずつ歩みを進める
めでたいことに、一定チャットの流量が増えてきました。 しかし、みんな無難なことしか言わず、チャットの盛り上がりとしてもいまいち欠けていそうです。 そういう時は先陣を切って、少しリスクのある投稿をしていきます。
- わからないことに対して質問する(自分が無知だと思われるかも)
- 冗談を言ってみる(自分が面白くないと思われたり、人を傷つけたりするかも)
- 懸念を表明する(自分が嫌なヤツだと思われるかも)
ここで大事なのは、リスクテイクはしますが、痛い目を見ないことです。 痛い目を見ると自分のやる気も削がれますし、あとに続きたいと思う人も減ってしまいますよね。 なので、以下のようなことを最初期はできるだけ実現しようと頑張ります。
- 質問も、きちんと内容を理解した上での質問をする
- 冗談も、面白くて他人を傷つけないものを言う
- 懸念を表明する際も、相手へのリスペクトを忘れない
冗談は面白いことを言うのが大事です(再掲)
とはいえ、上記が満たせる機会を永遠に待つのも大変なので、ベストエフォートで良いと思います。 急速に物事を進めすぎると結果的に遠回りになる、ということを頭の片隅に入れておくだけで大丈夫です。
また、自分がやらなくても、たまに誰かが(もしかしたら無自覚に)リスクテイクしてくれるケースもあります。 その場合は、質問に回答してみたり、冗談には反応してみたりとその人が「リスクを取って良かった」と思えるように振る舞います。
ここまで読んで「こんな気を使ってチャットに投稿するの嫌だよ」と思われるかもしれませんが、安心してください。 こんな気を使うのは最初期だけです。投稿がリスクになっている状況で気をつけるべきことであって、投稿がリスクじゃない状況になったら雑にやっていきましょう。絶対そっちのほうが楽しいですよね。
チャットは盛り上がった…けど?
ありがたいことにチャットは盛り上がってきました。 みんな自分の意見をチャットでバンバン言うようになってきました。
しかし、ふと耳を傾けてみると、MTGで発言している人が困っています。 質問を投げかけても、誰も口頭では会話してくれません。 みんなチャットで思い思いの発言をするだけです。 また、チャットで別の話題が盛り上がりすぎて、誰も発言者の内容を聞いていません。 これはまずいと、残念ながらトップダウンで MTG 中のチャットは禁止になってしまいましたとさ。おしまい。
…みたいなことは、盛り上がりすぎたチャットの副作用として起こり得ます。
なので、チャットで盛り上がるのは良いけど、
- 脱線はほどほどに
- 主役は MTG で喋っている人たちである
- 必要に応じてチャットではなく声で応答する
ことを意識します。みんなが盛り上がっているところに、しかも一番盛り上げていた自分が言うのも気が引けますが、水を差していきましょう。 MTG で発言している人へのリスペクトを欠くのは、チャットで盛り上がるメリットを打ち消すほどのデメリットです。
終わりに
ということで、以上が「チャットでわいわいするを組織に定着させる技術」でした。
ちなみに上記はめっちゃ気をつけてすすめる際のムーブであり、弊社の場合は最初からある程度雑に発言しても追従してくれるし許容してくれる組織だったので、もうちょい雑に進めました。

今はそれなりに盛り上がってそうです。
ぜひ色んな人の顔色と自分のモチベーションを伺いながらちょうど良さそうな丁寧さで進めてみてください。
以上です。




