ばやしのブログ

アジャイルとかやる中で考えていることを書きます

RSGT2023で登壇と配信とスタッフしてきたよ

どうも、ばやしです。 表題の通り2023/1/11~1/13の日程で行われていたRegional Scrum Gathering Tokyo 2023で登壇したりスタッフしたり配信してきました。

2023.scrumgatheringtokyo.org

感想をポツポツと書いていきます。

登壇どうだった?

登壇の前々日から不安で寝付きが浅くなるほど緊張していました。 ただ壇上に上がったときに、コミュニティで出会った方々、お仕事で出会った方々がいて講演を見に来てくれてるのが目に入り、本当にホッとしたことを覚えています。 (皆様ご参加いただき本当にありがとうございました)

おかげさまで話し始めてからはそこまで緊張せずスムーズに話せた気がしています。 久々のオフライン登壇でしたがみんなのリアクションが分かるのは本当に体験が良いですね。

自分が話している途中のみんなの様子を伺い、声色や間、話の内容を調整できるこの感じはそういえばオンライン登壇にはないものだと思い出しました。 またオフライン登壇したいなー。

発表のスライドはこちらです。

speakerdeck.com

配信(品ライブ)どうだった?

初の2日間配信で、かつ普段積極的にパーソナリティをしている

  • トミーさん→登壇
  • 巌さん→スポンサーブース
  • 私→登壇

とそれぞれ用事を抱える中こりゃあ一体どうなるんだろうと心配していましたが、結果としては杞憂でした。 普段、敵対視させていただいている、furoshiki.fmのお二人やあらうんど83の皆さん、また特に敵対視はさせていただいてないJ.K.さんなどパーソナリティ側として出ていただける方が多く、私個人としてはこれまでで最も負荷が低い品ライブになりました。 また、今回miholovesqさんにイラストレーターのダーヤマさんをご紹介いただき、また一般社団法人スクラムギャザリング東京実行委員会の皆様のご厚意により品川アジャイルのロゴを作ることができました。皆様ありがとうございました。

そのロゴをステッカーにしたものを、品ライブに出ていただいた方々にお渡ししていたのですが、思いの外好評で作ってよかったです。

今回の分は完売御礼になってしまったので、もうちょっと印刷してもっていきます(私信になりますが、必ずmiholovesqさんにはご献上いたしますので少々お待ち下さい)

スタッフどうだった?

私を含め品川アジャイルは配信班スタッフとして参加していたのですが、品ライブの方に人手が割かれ、去年までやっていた各トラックの監視、配信トラブルの対応などが全部tagamiさんにいってしまった形になったのが心残りです。スタッフが作業に追われず、ギャザリングに参加出来たり、セッションを見れたりするのも大事な価値だと思っているので来年はどうにかしたいな〜という気持ちです。

セッションどうだった?

リアルタイムではそんなに見れていないのですが、クロージングキーノートの岩瀬さんのやつだけはきちんと見ました。 私も前職は岩瀬さんと同じNTTグループで、かつ岩瀬さんの所属されてるNTTコミュニケーションズさんともお仕事をしていたので、文化や風土はある程度把握しています。 そんな中大企業の強みを活かしてド派手なことをやったり、JTCの難しいところに泥臭くアプローチしたり、とにかく前に進むために何でもやっているところを以前から本当にリスペクトしていて、その話を改めて聞けて最&高でした。 最高過ぎて講演中のDiscordのチャットで、語彙力がなくなったオタクみたいになってしまったのは反省してます。

スライドはこちら

speakerdeck.com

その他小話

  • miholovesqさんに「品川アジャイルステッカーくれないんだ。ふーん」と言われる。(この時点で既に品切れ)スポンサー様への配慮を欠いていたことを反省する
  • miholovesqさんに「スクフェス沖縄で私あんなにワークショップのファシリテート頑張ったのに感想ブログで言及なかったね。ふーん」と言われる。いつの間にやらご厚意を当たり前だと思ってしまっていたことを反省する。なおいわむーさんのブログにも言及がなかったのでいわむーさんも共犯です
  • じゅんぺーさんにドイツおみやげのカリーブルストをもらう。ありがとうございます!今度食べます!
  • 岩瀬さんのクロージングキーノートに小ネタとしてちょっと出る。思わぬ個レスに「岩瀬さんのファンやっていて本当に良かった」と思う
  • 白い森さんに「品川アジャイルの首領のばやしさんじゃないですかー」と声をかけられる。本当に怖い人だなと思う
  • おにやんまを食べる。おにやんまはやっぱり美味しい
  • 懇親会でryo tanakaさんとkobaseさんにエセ関西弁を披露する。「本当にムカつくからもう止めて?」ってryoさんに怒られる
  • 最終日にfuroshikiのお二人と川口さんと飲みに行く。furoshikiのお二人の話を聞きながらみんな頑張っててすごいなぁとエモい気持ちになる
  • まつしゅーさんのOSTの導入説明の資料で、まつしゅーさんが初めて参加したOSTAgile Leadership Summitだと知る。Agile Leadership Summitは私が初めてアジャイル系のカンファレンスでスタッフをしたイベントなので感慨深くなる。そして貼って頂いてた写真が藤村新さんと私が「スプリントゴールなんていらない」と主張して川口さんにメタメタに論破されたセッションで更に感慨深くなる
  • あらうんど83の方々の寸劇のクオリティが高くて感動する。あとOSTをオンライン・オフライン問わず盛り上げてくれて、スタッフでも無いのに場を作り上げている様を見て、なんて素晴らしいコミュニティなんだって尊い気持ちにあふれる
  • クリエーションラインさんの寸劇のクオリティが高くて感動する。あと自分がdiscordに書いた「ソレガシーコントからの脱却だったんですね」は久々に会心のコメント出したなって思ってたけどあんまり反応がなくて自信を無くす。けどさささんに後で「あのコメント面白かったですよ」って言ってもらえたので自信を取り戻す
  • 品ライブの中でpiyo nakajimaさんが「Fun Done Learnの歌新春バージョン以外のアイディアとしてクリエーションラインさんとラップバトルをするというアイディアがあった」みたいな発言をされててめっちゃ面白いなと思う。 www.youtube.com

以上、楽しかったですね。来年も楽しいと良いですね。

2022年を振り返る

毎年恒例振り返り記事です。振り返っていきます。

エンジニアリングマネージャーになる

2022年の7月からエンジニアリングマネージャーにジョブチェンジしました。 常に「効果的なマネージャーってどんなんだろ」って考えながら仕事してるので、自分にとっては良い刺激になってそうです。 まぁジョブチェンジなのでよくわからないなと思いつつ、色んな人の話を聞いてみたり本を読んだりして勉強しています。 エンジニアリングマネージャーという役割自体は7月からはじめ、組織上のマネージャーにも10月からなりました。 一応わからないなりにやったことを1/11~13のRSGT2023で発表しようと思うのでお楽しみに。

confengine.com

RSGTの発表に含めないと思うので、マネージャー職やってみてどうかという感想ですが「今まで自分がエンジニア職でやっていたこととそんな変わらないかも」と思う反面「権限最高や」という相反する2つの気持ちがあります。

一エンジニアの頃からチームのプロセス改善したり、チームビルディングしたり、良い設計、良いコードについて布教したりしていたのでそんな変わらないなーと思いつつ、やっぱり権限がないゆえに当時の上司を説得説明する必要があり歯がゆいタイミングも多かったです。今はチームのアウトプットが大局的に見て出てればいいだろって感じなので「どんどん実験して、どんどん失敗してください。信頼貯金が尽きかけそうになったら止めるんで」って声を大にしてチームに伝えられるのが良いなぁと思ってます。書いてて思ったけどマネージャーになって信頼貯金の財布の大きさが変わった気がする。これだけだと全然わからないと思いますが、うまく言語化して説明するのははまた今度にさせてください。

結婚式をする

10/29に結婚式をしました。 式場の人とギスギスしたり、奥さんとギスギスしたり、親族とギスギスしたり、招待する人とギスギスしたり、準備期間中は大体ギスギスしてたのですが やったらみんな喜んでたんで、月並みですがやって良かったなという感想です。 個人的に嬉しいポイントは、プロフィールムービーをゆっくり動画にしてもらえた(奥さん製作)ことです。 大体、休日の夜はYoutube鳥人間中国史三昧を見ているので、本当に嬉しい。

Podcastをする

(おおよそ)今年から始めたShinagawa Agile Talks Side BはTommyさんと二人で大体月1くらいのペースでPodcast収録を行いました。

大体毎回ゲストの方々に来ていただき、私が聞きたい話を聞いて、それをTommyさんが編集して公開するというスタイルで一年間続けてきました。 最初は自分の声に生理的嫌悪感を抱きつつ公開された自分のエピソードを聞くのも一苦労だったのですが、最近は「この人ええ声やないの」と思うくらいには慣れてきました。

podcast自体の振り返りはエピソードとして収録しているので是非こちらもご参照下さい。

anchor.fm

またPodcastで気をつけていることをXP祭りで発表したところ大きな反響をいただきました。ありがたいですね。 更にありがたいことにSpeaker Deckの2022 - Most Viewed Decksにも選んでいただけました。更にありがたいですね。

speakerdeck.com

品川アジャイルとして各地のスクフェスをまわる

今年は登壇を意識的に抑え、その代わりに配信スタッフ、もしくはYoutube配信班(品ライブ)という体で各地のスクフェスを回らさせていただきました。 有休、職場及び家庭の信頼貯金も踏まえて私が参加したのは、スクフェス新潟、スクフェス仙台、スクフェス沖縄という第一回目のスクフェスに限らさせていただいたのですが、 それでも今年は地方都市を回ったな〜という印象が強いです。

地方に行って、その地方の人たちがアジャイルスクラムを盛り上げていこうとしているのは その生涯の多くを地方都市で過ごした身としては湧き上がる思いがあります。あー、Iターン、Uターンしたい。

以上、2022年の振り返りでした。 来年も良い年になると良いですね。

品ライブについて書いてたけど筆が乗ってギャザリングに関しての方が長くなりました

どうも、ばやしです。 この記事は、スクラムギャザリング&スクラムフェス Advent Calendar 2022 - Adventarの21日目の記事です。 前日は永瀬さん12回目のRegional Scrum Gathering Tokyo #RSGT2023でした。

adventar.org

そろそろRSGT2023が近づいてきましたね。私は登壇もあり、配信スタッフ業務もあり、そして後述するYoutube配信(品ライブ)もあり、大変そうなことが確定しております。どうしてこうなった。

さて本日のトピックとしては、この品ライブです。 これまで他のスクフェスでは品ライブを行っていたのですが、今回RSGTとして品ライブを行うのは初めてなので紹介したいと思います。

品ライブとは

主に品川アジャイルのメンバーをパーソナリティにしたYoutube配信です。スクフェスやRSGTのイベント開催中に、会場の一角を借りてそこから生放送を行います。 配信内容としては、現地に参加されている方、発表者の方、スポンサーの方をお呼びして雑談をします。 これまで配信してきたものは以下のプレイリストにまとまっております。

youtube.com

今年はどんなことやるの?

多分初日と二日目の二日間それぞれ一日ぶっ通しで配信を行うと思います。 今年も多分いつもと同じくスポンサーブースにいる人を捕まえたり、発表が終わった人を捕まえたり、現地で初参加の人を捕まえたり、とりあえずその場でどんどん出てくれる人を捕まえてはインタビューをするスタイルです。出たいという方は #shinagile で配信出たい!とか呟くと捕まえに行きます。

なんで品川アジャイルこんなこと始めたの?

なんでなんでしょうかね。正直あんまり覚えてないのですが、スクフェス新潟に下見に行った時に、会場であるNINNOに豪華な配信スペースがあったことがきっかけになった気がします。

そこからスクフェス行くなら品ライブやるでしょ、みたいな雰囲気が出て、今のところ、スクフェス新潟、スクフェス大阪、スクフェス仙台、スクフェス札幌で開催しております。 続けているモチベーションとしては、品川アジャイルトークスで話した際にはトミーさんは「スクフェス参加していない人にも良さを知ってもらいたい」というモチベーションがあるようですし、誰かは忘れましたが「オンサイトの盛り上がりをオンラインにも伝えたい繋げたい」みたいなことを言っていた人もいますし、私個人としては「個人的に話しかけると出てくる良い話を収録して、みんなが聞けるようにしたい」みたいなモチベーションがあります。そんな感じで品ライブをやっている人個々に違ったり同じだったりするモチベーションを抱いて、この品ライブは続いています。

個人的に話しかけると出てくるその人の良い話

RSGTってセッション聞くのも良いんですが、人と交流する(ギャザリング)のも楽しいし学び多かったりします。 でも初参加の人、知り合いが誰もいない人、参加してギャザリングするの大変ですよね。 私は2018年くらいからRSGTに参加しているのですが、生来の内気さも相まってスタッフとして参加し始める2021年まではRSGTはセッションを聞きに行く場でした。

昼休みとかセッションの合間の時間とか。みんな集まって楽しそうにおしゃべりしている。パックマンルールが適用されて、隙間が空いてたりはするんだけど、急に入って変な顔されたらどうしよう。 思い切って参加しても全然知らない人の話ばっかしていて、正直よくわかんない。話題についていけなくなればなるほど自分が場違いであることを痛感させられる。 でもギャザリングしないと...でも飛び込むのはしんどいし...と逡巡したあと、セッションだけを聞いて帰る自分に罪悪感を抱く。ってご経験はありませんでしょうか。私はあります。

悔しいよ!!

ギャザリングできないだけでなんでこんな惨めな思いをしなきゃいけないんだ!!

みんなギャザリングが良い良い言うけど、一体良さには何があるんでしょうか。以下に私がパッと思いついたギャザリングの良さを挙げてみました。

  • 同じ問題に取り組む者同士の繋がりができる
    • RSGT以外の場所でも相談に乗りあえたりする
    • ここで知り合った人と一緒にイベントやったりもできる
  • 自分の提供するコンテンツに応じた話が聞ける
    • 自分の悩みだったり
    • ぜひいろんな人に意見だしてもらいたいテーマだったり
  • 発表者の発表には乗らない話が聞ける
    • 発表ではキラキラ発表してる人も実際は苦労してるんだよとか
    • 発表の中では出てこない発言からにじみ出るその人の哲学とか
  • 発表の場には出てない人の話も聞ける
    • 発表するほどではないと本人は思っているけど良い取り組みの話
    • 実践する中での悩みとかあるある話
  • 人と仲良くなるのは楽しい

なんてこった!良さたくさんあるじゃないか!!やっぱりギャザリングできないともったいないじゃん!!!

いえ、ちょっと待ってください。

  • 発表者の発表には乗らない話が聞ける
  • 発表の場には出てない人の話も聞ける

これ別に聞くだけだから録画しといて不特定多数の人に配信できるじゃん! ギャザリングしなくたって、聞けるぞ!!うおおおおお大勝利!!!

と、いうモチベーションでやっております。

なので、配信の中ではトークテーマを特に決めず、雑談的にやっていくのを続けてたりします(準備するのがめんどくさいからというのもある)

でもギャザリングはやっぱり楽しいよ

ということで、ギャザリングの良さをギャザリングしなくても一部味わえるコンテンツを配信する身ではありますが、やっぱりギャザリングは楽しいです。 オフトークを聞けるのはギャザリングの良さの一部でしかなく、本丸はやっぱり繋がりが生まれることかな、とも思っています。 RSGTにしか参加しないのであれば、年に一度しか学びを得る機会は生まれません。 でも例えば、その場で出会った人とtwitterで繋がってたまにコメントをやり取りするのと学びも多いし日々の活力がもらえますね。 更に思い切って繋がった方が参加しているコミュニティに顔を出すと、更に繋がりが生まれたりします。すげぇ。 (余談ですが、私は今デス・ストランディングにハマっているため、繋がるって本当に大事なんだなバフがかかってます)

話はちょっと変わりますが、私がコミュニティの好きなところは関わり方は人それぞれというところです。たまーにふらっと参加する人になるもよし、コアメンバーとしてバリバリ仕切るもよし。たまーにふらっと参加するを繰り返しているうちに、徐々に繋がりが生まれ、楽しみが増え参加頻度が加速する。あらあら新参で外様だと思っていたのにいつの間にやら中心人物になっている。こういうのを正統的周辺参加と呼んだりするようです。

ja.wikipedia.org

私もあの飲み会に参加しなければ、あの時手を挙げなければ、品川アジャイルに参加しなければ、きっと今もみんなの発表を見る場としてのRSGTだったかもしれません。

ぜひ、RSGTに参加するけどギャザリング怖いなと思っている皆様。ギャザリングして、ちょっとずつこのアジャイルスクラムに興味津々な集団に深入りしていってください。深入りすればするほど、アジャイルスクラムに関する知見は溜まっていくし、何よりきっとこのイベントが楽しくなっていくと思います。

以上、アドベントカレンダーでした。 明日はNaoki Kitagawaさんが何か書かれるそうです!

スクラムギャザリング&スクラムフェス Advent Calendar 2022 - Adventar

スクフェス沖縄に行ってきたよ

表題の通り12/9, 12/10と沖縄で開催されたスクラムフェス沖縄に参加してきました。

www.scrumfestokinawa.org

スクラムフェス沖縄とは

沖縄で開催されたスクラムフェスです。 他所のスクラムフェスとは違い参加人数30名弱、プロポーザルもキーノートもないシンプルなスクラムフェスです。 場所はGWave宜野湾ベイサイド情報センターのプレゼンテーションルームを借りて行われました。

www.gbic.jp

一日目

一日目はなんとなくマシュマロ・チャレンジをやることだけが決まっていて、それ以外は何も決まっていなかったのですが当日のみんなのなんとなくの動きで

  • 自己紹介
  • マシュマロ・チャレンジ
  • 紙ヒコーキワークショップ

の三本立てとなりました。

マシュマロ・チャレンジも紙ヒコーキワークショップもどちらも経験したことがあったのですが、やったのは随分前だったので今回もたくさん失敗できました。

マシュマロを細長くすることで負荷分散を狙ったが失敗した図

チームの人と一緒に「イノベーション起こしますか」や「策士策に溺れましたね」みたいな台詞を芝居がかって言えるのは楽しいですね。 その後ちゃんと失敗するのもオチがついて良い感じです。

二日目

アンカンファレンスということで何も決まってなかったのですが、朝に色々決めて来年のスクフェス沖縄の話をしたりTDDしたりボードゲームをしたりEMについて語り合ったり海沿いを歩いたり喫茶ルビーに行ってCランチ食べたりラジオ撮ったりと盛りだくさんでした。事前にセッションが決められていてそれに参加するのも楽しいですが、みんなでゆっくりとした時間を共有するのも楽しくて、こういうカンファレンスもありだなぁと感じました。

夜にあった良い話

このスクラムフェス沖縄はスポンサーも無し、参加費も無しのため、会場や懇親会のお金を一般社団法人スクラムギャザリング東京実行委員会からご支援を頂いております。この料金を全額負担していただくということに対して引け目を感じていました。 その話を一般社団法人スクラムギャザリング東京実行委員会の川口さんやAkiさんにしたところ、以下のような内容の説明をされました。

一般社団法人スクラムギャザリング東京実行委員会は営利を目的としていないので、みんな給料をもらっているわけではなく、利益を受け取る株主や投資家もいない。
カンファレンスでお預かりしたお金はなるべくそのカンファレンスで使い切りたいものの、マイナスにすると全体として苦しくなるので、ある程度、安全余裕を見て運営することになり、最終的には黒字になることが多い。
規模が大きいRSGTやスクフェス大阪などで黒字が出てしまうと、そのまま利益計上になって期末に法人税をたくさん収めることになる(6割程度は内部留保だからそれはそれで安定運営には役立つ)。日本の財政も大変な時期なので、税金を払うことはとても価値があることと思っているものの、やりたいことがある人たちに使ってもらっても、結局、まわりまわって税金になるので、そういう風に使ってもらった方がいいんじゃないかと思う。
しかし、お金使いたいでーす、っていう人を募集してしまうと、なんか変な人が寄ってくると思うのでやりにくい。
ボランティアにも関わらず情熱を持って、実際に行動してくれる、スクラムフェス沖縄のいわむーさん(スクフェス沖縄の実行委員長)やスタッフの皆さんが、沖縄に住んでいたり関係があるスクラム実践者のためにお金を使ってくれるなら、それに価値があると、関係する皆さんが納得していただけるんじゃないかと思う。
これはスクラムギャザリング東京実行委員会からしてもありがたい話であり、引け目を感じる必要はない。
剰余金があるときにはあるし、ないときにはない、という話なので、毎回お出しできるとは限らないけど、ある時にはできる限り有効に使っていただきたいと考えている。

とのことでした。良い話ですね。 懇親会のお会計を渡す際に「投資お願いします!」って言ったらみんなにスルーされたのであんまり調子乗るのも良くないなと思いました。

その他感想

  • 高江洲さんにメイフェーアという沖縄名物の缶詰を紹介してもらう。とりあえず一缶買いましたがまだ手が出てない
  • あらいさんに沖縄の汁文化について学ぶ。もしかして暖かい地方の人は汗で水分と塩分が足りなくなりやすいから汁文化が発展するのかなと思う。誰かそういう説知っている人いたら教えて下さい
  • 沖縄暖かすぎて感動してたけど、当日石垣島から来られた方が「本島は寒いですね。シベリアかと思いました」って言ってて戦慄する
  • ワークショップのチーム分けの時にアジャイル経験年数でソートしたが、その際に自分が大分先頭の方(古参側)に来てびっくりする。まだまだ新参だなーって思ってたけど、もう5年はやってるしな〜
  • みんなEMについて興味津々でこれもびっくり。皆さん エンジニアリングマネージャーのしごと 読むと良いと思います。あとは エラスティックリーダーシップ
  • 初めてスクフェスに奥さんを連れていきました。夜の懇親会だけ参加してもらったのですが「普段こんな人たちと一緒に活動してるよー」って言うのを目で見てもらうことが出来ました。これで理解も得られやすくなるはず?

以上、スクフェス沖縄の参加レポでした。 来年も同じ時期に同じような形式であるみたいなので、ご興味が湧いた方はぜひご参加ください〜

発達の最近接領域から鑑みる何故自分がフルスタックな開発を良いと思っているか

どうもばやしです。最近、発達の最近接領域という概念を知りました。
(以下の本を読んでたら出てきました)

エンジニアリングマネージャーのしごと ―チームが必要とするマネージャーになる方法 | James Stanier, 吉羽 龍太郎, 永瀬 美穂, 原田 騎郎, 竹葉 美沙 |本 | 通販 | Amazon

おさなごころを科学する: 進化する幼児観 | 森口 佑介 |本 | 通販 | Amazon

これは端的に言うと「一人ではできないけど、他者(スキル上位者)の支援があればできるようなタスクをやる時に人は成長するよね」というものです。

引用元: 【図解付き】発達の最近接領域とは? 教育者・学習者目線で考え直してみる│LearnTern(ラン・タン)

この概念を知り、私がチーム開発において何故みんながフルスタックにやることが良いと思っているかが一部説明できそうなので書いていきます。

フルスタックってなんなんだ

フルスタックエンジニアの定義は人によって様々だと思いますが、私の中では「ひとつの領域に固執せず色々幅広くやっていくエンジニア」くらいの意味合いです。 この記事での文脈としては「フロントエンドも触るし、サーバサイドも触るし、インフラも触ります。習熟度に関してはまちまちです」くらいの感覚で読んでいただけると幸いです。

チーム開発においてみんながフルスタックにやるとは

フロントのタスクはフロントエンドエンジニアしかやらないよ、とかサーバサイドはサーバサイドエンジニアしかやらないよ、とかではなく、みんながみんな色んな領域のタスクをやっていこうって意味です。これのメリットを以下のケースで説明していきます。

例えばフロントエンドエンジニアのAさん、サーバサイドエンジニアのBさんがいて、お仕事として以下の4つの仕事があるとします。

  • 表示ロジックの微修正(フロント簡単タスク)
  • フロントの横断的な状態管理のやり方の刷新(フロント難しいタスク)
  • 登録ロジックの微修正(サーバサイド簡単タスク)
  • テーブル分割(サーバサイド難しいタスク)

アウトプットを最大化させるタスク割当

領域毎にエンジニアが分かれており、アサインされるタスクが分かれる場合、表示ロジックの微修正とフロントの状態管理改修はAさん、登録ロジック微修正とテーブル分割はBさんがやることになります。

Aさんからすると表示ロジックの微修正は単純な作業で学びが少ないです。しかし状態管理の抜本的な改修はAさんからしても社内のスキル上位者に聞いたりググったり書籍を読んだりと学習を進めスキルを獲得しながら達成していくものです。同じくBさんも登録ロジックの微修正はつまらなく感じてしまいますが、影響範囲を調査しつつ、データモデリングもしつつ、性能のことも考えつつテーブルを分割するのは歯ごたえがあります。 つまりAさんもBさんも退屈で学びの少ない仕事と、取り組みがいがあり学習が進む仕事、両方をやることになります。

学習効果を最大化させるタスク割当

次にお互い得意分野はあれど、アサインされるタスクが領域毎に分かれていない場合を考えてみます。 ここで以下のようなタスクのアサインを考えてみます。

Aさんはサーバサイドは全然わからないので、登録ロジックの微修正を行うだけでも難しく誰かの手助けが必要です。そのためこのチケットをやることでサーバサイドの領域とはいえ学習は進みます。フロントエンドエンジニアとしてチャレンジングなタスクである状態管理のタスクはそのままAさんがやります。これも発達に適しています。同じくBさんはフロントエンド全然わからないので、表示ロジックの微修正も独力では難しいです。ただお互いがお互いの教師になれるのでサポートを受けつつタスクを完遂することができます。同じことをBさんの方でも行い学習の進むチケットを可能な限りアサインするやり方。領域を超えないことより、お互いの学習が進むチケットをシェアし合うことを優先するスタイルですね。

もちろん学習効果だけを考えて、アウトプットは犠牲にすることを是としているわけでありません。ただみんながフルスタックに取り組み事により、お互いが師になりそのときどきで学習が進むチケットをシェアし合うことができるので良い効果あるなぁと感じております。

異なる領域、ここで言うとフロントエンドエンジニアがサーバサイド学んで良いことあるんでしたっけ、という疑問に関しては、違う領域のスキルを得ることで自分の得意としている領域に良い影響ありそうとか、領域が偏った開発項目が並んだ(e.g. 今回のスプリントではフロントエンドの改修はめちゃめちゃあるけど、サーバサイドはほぼ無いよの)時にみんなで手助けしあえるとか、色々思っていることあるのですが、長くなるので省略します。

以上、ポエムでした。

エンジニアリングマネージャーのしごとを読んだよ

どうも、ばやしです。「エンジニアリングマネージャーのしごと」について読み終わってから大分時が経ってしまいましたが諸事情で再読しているため、思い出しがてら感想文を書いていきます。

www.oreilly.co.jp

書籍をくださった永瀬さん本当にありがとうございました!

どんな本?

ソフトウェア企業のエンジニアリングマネージャー(以下EM)の仕事を1から10まで事細かに解説してくれている本です。 例えばトピックとしては以下のようなものを取り扱っています(すごい守備範囲ですね)

  • EMとしてまずは自分の管理の仕方
  • 日常を通しての部下や周囲、自分の上司との接し方
  • 1on1
  • 評価やフィードバック
  • 採用や退職(辞められるも辞めさせるも)
  • 社内政治
  • 委譲
  • 部下のキャリアアップ、自分のキャリアアップ
  • ダイバーシティインクルージョンを含めた現代の職場環境について

また何をどうやるか?だけではなく

  • マネージャーのアウトプットって何?
  • マネージャーのしごとの4分類とは?

といった定義も扱ってくれているのが、EMについての理解も深まりありがたいところです。

具体的な内容に関しては著者の一人であるryuzeeさんのブログがまとまっていておすすめです。

www.ryuzee.com

感想

  • EMについて包括的に解説してくれている本が出てくれて本当にありがたい。あとエピソード形式だからか全部読んだ後小説読んだ後のような読後感があった。不思議。

  • 給料に関するところは思い当たる内容が多すぎてうっとなりました

  • 説明責任の部分がわかるようなわからないような。責任ってなんだ?って新卒の頃からずっと悩んでるな
  • ナッジングの概念を知れてよかった。大量のMTGに出てそこでコメントして「俺は一体何の仕事をしているんだろ...でもこれも大事な活動な気もする...」って悩んでたから、あ〜これも大事な仕事の一つだよねって肯定してもらえた感じ。
  • 会社の中のネットワークを作る大事さを学べたのも良かった。この本読んで他部署の人とも積極的に交流するようにしてます。
  • HIGH OUTPUT MANAGEMENTを以前一度読んで合わないかもって思って途中で読むのを止めてたんだけど、エンジニアリングマネージャーのしごとを読んでから読み直すとめっちゃ良い本やんってなった

スクフェス仙台2022に参加してきたよ

どうもばやしです。 仙台で行われたScrum Fest Sendai 2022に参加してきました。 スクフェス仙台での主な活動としてはその場にいる人を呼んでYoutube配信をやりました。配信に出ていただいた 西原さん、エイミさん、nagaさん、notchmanさん、森谷さん、永瀬さん、半谷さん、うにすけさん、やちぬまさん、松崎さん、原田騎郎さん、黄色い森さん、ありがとうございました!

配信したYoutubeはこちら。 www.youtube.com

あとは日本酒を持参したり、クラフトビールを接種したり、牛タンを食べたりしました。

以下雑な感想を書いていきます。

一階に視聴ブースができる

今回原田巌さんの発案で、一階にiPadを設置しそれをTVに接続し、メイントラックやオンライントラックを放映しました。

一階は主にスポンサーブースや受付があり、用がないと来ない場になりそうな気がしていたのですが、セッションを視聴できるようにするとみんな集まっていました。 スポンサーの方々、受付の方々、オンライントラックを見たい方々、メイントラックを駄弁りながら見たい方々、色んな人達がテレビに向かっていて良い光景だなーという感じです。 皆様のギャザリングの一助になっていそうで、スクフェス仙台でのお気に入りの光景のひとつです。

教育系の話を聞く

西原さんenPiTの方々はじめてのIT勉強会の方々が来られたりと今回のYoutube配信のゲストは大学に関連する方が多かったです。 私はまだ若輩者故か正直大学教育に興味がなかったのですが、今回の配信で教員側の熱い思いを聞いたり、学生の皆さんの健やかな成長ぶりを見たりしてうぉー大学教育大事!ってなりました。 自分も出身大学である信州大学への恩返し的なことはそのうちできると良いな〜

アイコンの由来

夜のDiscordで自分が使っているいらすとやのアイコンの由来を聞かれました。 特に深い理由はなく昔のチームで使っていたやつで、それを(勝手に)引き継いで使っている感じです。個人的にいらすとやが好きというのもある。 過去に森雄哉さんから「アイコンなのに三人って!!」って言われてから確かに変えたほうがいいかなぁと思いつつ、結婚による名字の変更(村林→大金)が発生し、ばやしというハンドルネームにゆらぎが発生している状況でアイコン変えると「え誰?」ってなりそうで微妙だなぁと思い変えられていない現状。

Youtube配信でたがみスペシャルが炸裂する

今回のYoutube配信の設備に関しては品川アジャイルのたがみさん監修のもと、超本格的にやりました。今までiPadでいい感じにやっていたのにわざわざこんなクオリティのもの必要かなーと思ったりもしてたのですが、F1の映像クオリティの高さを見て、あーこれがたがみさんが見せたかった世界かと納得。

また夜の会話でトミーさんが「これたがみさんがSPOF(単一障害点)なってない?」という話を出し私も「確かに、たがみさんコロナになって来れなくなったら配信できないじゃん」って一旦同意したのですが、川口さんが「たがみスペシャルが動かなかったらiPadで配信すりゃいいじゃん。あと品川の配信なんて最悪なくなっても大丈夫だし」って言ってて、一瞬で論破されました。最低ラインをクリアする次善策があるんで実験的なことができるし、もしiPad配信への移行が失敗したとしても、メイン会場だったらごめんなさい配信できませんをやりづらいけど、品川のYoutube配信みたいな誰が見てるかわからないやつだと安全に失敗できますね。おい喧嘩売ってるのか。

今回たがみスペシャルを見た品川のメンバーや運営の方や会場の方がそれに触発されてレベルアップするのもあるし、突出した一人を活かしつつ安全な感じでやる良いやり方だなーと思いました。 前にスクフェス品川やりたいねって言う話をしていたんですが、もしかしたらスクフェス品川はそういう安全な実験場としてやるというのもありだなと思いました。

F1でお題が読まれる

さっささかまぼこうと独断流プロマネは私なんですが、どちらもそれぞれとっとこハム太郎独眼竜政宗をもじったことを拾ってくださっていて信頼感すごいなという感じです。ハガキ職人冥利に尽きる感じです。

F1はここらへんから見れます。 youtu.be

永瀬さんから「エンジニアリングマネージャーのしごと」をいただく

永瀬さんから最近発売された「エンジニアリングマネージャーのしごと」をいただきました。私も最近エンジニアリングマネージャーになったところだったのでめちゃめちゃありがたいです。 折角なんで永瀬さんと騎郎さんにサインもいただけました。ありがたい。 また私はNTTコミュニケーションズの岩瀬さんを尊敬していることを公言しているのですが、 それを慮ってか、わざわざ岩瀬さんのサインも代筆していただきました。これはありがたいのか。

世界に一冊しかない永瀬さんが書いた岩瀬さんのサイン入りエンジニアリングマネージャのしごと本大切にします。

www.amazon.co.jp

小話

  • bangucsさんが半谷さんであることを知る。両方別々の人間として認知していた。こういうのが発覚するのもオフ会っぽくていいですね。
  • 初めてお会いする人に「川口さんのtwitterの動画の方ですよね?」と変な認知のされ方をしていることを知る。
  • 懇親会で小笠原さんと半谷さんから仔虎という焼肉屋さんが最高であることを聞き、イベント終わりの日曜日午前11時半に行ったらご案内できるのは13時以降ですと言われる。泣く泣く撤退する。
  • 前回参加したスクフェス新潟の実行委員長のじゅんぺーさんが何に対しても「やりましょう!」って感じだったのに対して今回のスクフェス仙台の実行委員長天野さんは「やめましょう!」という感じでスコープばつばつ削っていて違いが面白かった。でも両方とも素敵なイベントになっていてそれもまた面白い。

以上、スクフェス仙台2022の参加レポートでした。