ばやしのブログ

アジャイルとかやる中で考えていることを書きます

動画を切り抜いている話

どうもばやしです。

この記事はRSGTアドベントカレンダーの8日目です。

毎年このアドベントカレンダーを書いていると「年末が近づいてきたなー」という気持ちになりますね。 今年を振り返ってみるといろんなことが起きましたね。そんな中でも皆様の記憶に一番残っている大きな出来事とは、これではないでしょうか。

Scrum TokyoのYoutubeチャンネル登録者数が1000人を超えたことですね。

www.youtube.com

いやめでたい。これで収益化も可能です*1

このチャンネル登録者数の増加にきっと関係しているであろう、スクフェスや,RSGT, XP祭りのセッション動画の切り抜き(を継続的に行う取り組み)*2は今年からスタートしました。

元々

各イベントでは、Zoomによるオンライン配信を行っています。 配信の仕組み自体はこちらをご参照ください。

bayashimura.hateblo.jp

Zoomでオンライン配信を行っているおかげで、配信の動画がそのまま手に入り、それをYoutubeに上げるだけで動画の公開が出来ます。 しかしZoomで収録した配信した動画をそのままYoutubeに上げているという性質上、セッション毎になっておらず、1トラック1本の長い動画になっています。

これは運用負荷がとても低くお手軽でありがたい反面、以下のように視聴されづらい(であろう)点がありました。

  • セッションタイトルや講演者の情報などがなく、検索流入が期待できない
  • イベント自体を知らない人からすると何の動画かわからない
  • イベント自体を知っている人でも、長すぎて動画が探しづらい

これはもったいないな、折角良いコンテンツがあるのに世の中にもっと見られてほしいと思い、今年のRSGTから勝手にセッション毎に切り抜き、Scrum TokyoのYoutubeチャンネルにアップロードをはじめました。

やり始めるときに見込んでいた価値は

  • 同時視聴会などでセッションを探しやすい
  • セッション講演者の方がSNSで告知しやすい

くらいだったのですが、やり続けると

  • セッションのタイトルを検索すると動画が出てくる

という価値も新たに見つかり、やり続けることで価値を発見していくのは面白いなという感じです。

また最近では更に転職先の同僚で初めましての方に「スクラムの動画をYoutubeで見てたら、ばやしさんのセッション動画が出てきて見ました」という声もいただき、スクフェスやRSGTという枠組みから外れ、Youtubeというプラットフォーム上で勝手に動いている感じがあります。

見返してみると今年自分が切り抜いたイベントは、Regional Scrum Gathering Tokyo、Scrum Fest Fukuoka、Scrum Fest Nigata、Scrum Fest Sendai、Scrum Fest Mikawa、XP祭りで、動画本数としては多分200本くらいの動画を切り抜きました。 (ちなみに私だけが切り抜いているわけではなく、DevOps Days Tokyoやスクフェス大阪は別の方がやっていたりします)

基本的に自堕落で特にやる気もない自分にしてはよく続いてるなぁといった感じなのですが、続いている理由を自分なりに考えてみます。

手を限界まで抜いてるけどみんな感謝してくれる

これに尽きます。切り抜く際に私は何も気にしていません。テロップもつけませんし、サムネも作らないし、画質や音質の変更も行いません。 切り抜いた後のチェックもしていませんし、切り抜く際に動画の本編を見ることもしていません。 開始っぽいところを見つけて、終わりっぽいところを見つけて、そこだけ確認して切り抜いています。 *3

切り抜いた後に出来ばえも特にチェックはしていません。(ので変なところがあったらコメントなどで教えてもらえると助かります) 私みたいな何もしない編集作業で一番時間を取られるのは動画を確認するところなので、そこも作業としては抜いています。

そのせいか、各イベント毎に1セッションくらいは切り抜き漏れが発生しています。 Scrum Fest Mikawaに関してはキーノートを切り抜き漏らすという失態を演じました。 しかし特に誰からも責められることもなく「お前そんな半端な気持ちだったらもう切り抜きやめろ」という熱血上司みたいな言葉を浴びせかけられることもなく、続けさせてもらっています。

これはアジャイルコミュニティの中に漂う、貢献のために手を動かす人に対するリスペクトのおかげかなと思っています。

まぁ音質が変でも、動画の開始地点に違和感あっても、何本か切り抜き漏れている動画があっても、何もない状態よりはちょっと前に進んでいるかな、と。 自分の中で負荷なく続けられる貢献を積み重ねて、トータルで大きい価値につなげていくことを良しとしているのかなーとなんとなく感じています。

来年以降も続けていきたいですね。 目指せ登録者10万人。

*1:1000人が収益化の条件だったのは昔の話で、最近500人でも収益化できるようになりました

*2:トミーさんが「一番始めに動画切り抜いたんは俺やで?」ってよく言ってくるのでこういう表現になりました

*3:そのおかげか、開始前の部屋付きスタッフの方のセッション紹介だけはいやに詳しくなりました。

スクフェス仙台2023に参加してきたよ

どうもばやしです。

表題の通りスクフェス仙台2023に参加してきたので、感想書きます。

一階に廊下を作る

今年も一階でメイントラックとオンライントラックが見れる場所を作りました。 オンライントラックを見る人達が一階に集まってぞろぞろ見ていたり、スポンサーの方がメイントラックを見ていたり割と役に立っていた感があって嬉しかったです。 来年はスポンサーの方がスポンサーブースで見る分に困らない配置を考えたい。

品川トラックをやったよ

まず品川トラックとは何かですが、品川トラックとは品川アジャイルが、各地のスクフェスで1トラックを持たせてもらう仕組みのことです。 セッションの採択、当日の部屋付きスタッフみたいなところは品川アジャイルでやります。 過去でいうとスクフェス福岡での開催経験があります。

今回のスクフェス仙台でも、実行委員長の天野さんに「品川トラックやって欲しいです」と言われたのでやりました。 品川トラックの中でも色んな面白いセッションがあってやってよかったなといった感じです。

スタートアップに近しい場所にいる人間として個人的にはtrebyさんbonotakeさんのスタートアップ系の話が面白かったです。

confengine.com

confengine.com

あと当日トラック運営をしてくれたトミーさん川口さんありがとうございました! オンラインにいる人が張り付きでいてくれるだけで、特に現地勢は品川トラックに注意を払わなくて良かったのでとても助かりました。

登壇したよ

Ackyさん、こばせさん、すーさん、というお三方とコントリビュータ気質のスタッフが心地良く過ごせるスクラムフェスというカンファレンスというタイトルで登壇しました。 confengine.com

このセッションはパネルディスカッション形式だったので、アドリブ力が試されたのですが、お三方のお力もあり良い話ができた気がしてます。 Ackyさん、こばせさん、すーさんありがとうございました。 特にすーさんに関しては前日緊急参戦が決まり、準備にも巻き込めなかったのですが当日ばんばん良いことを言ってくれてすーさんの言語化能力凄いなといった感じです。 Ackyさんのまとめ力、こばせさんの配慮力も遺憾なく発揮されていて良いセッションになりましたね。

今回セッションの準備をしていて思ったのですが、アジャイル実践者が集まり形成するこのスクラムフェスやRSGTで発生している良さみたいなところを引き続き言語化していきたいなと思っています。 なので今後もどういった形かはわかりませんが、色々な形で良さに迫るアプローチをしていきます。

雑な感想

  • 多くの人から転職の報告を聞き人材流動性の高さにびっくりする。
  • ネットワーキングのクラフトビールがとても美味しかった。クラフトビールは正義。
  • 半谷さんが市場で仕入れてきて捌いてくれたホッキ貝がめちゃめちゃ美味しかった。
  • 半谷さんに「ばやしさん同世代だと思っていた」と言われる。実際は一回り以上私が下なのでショックを受ける。
  • こじまさんに「品川アジャイルトークスのファンです」って言われた。初めて明確にファン宣言されたのでめちゃ嬉しい。
  • 麻婆豆腐を作ることになりました。みんなに美味しいって言ってもらえて良かったです。みんなが辛い辛い言ってたのでにっこりしました。
  • OSTが盛り上がってた。人の目に止まるところでやると良いという学び。
  • とあるスタートアップの人事の方とお話して知らないドメインを学べたのと、会社の色んなヤバさを教えてもらえて楽しかった。
  • 二日目の昼は外に食べに行った。みんながマーボー焼きそば食べている中、二日酔いだったので春雨スープを飲んでました。スクフェス仙台は二日目のランチでお弁当が出ないスタイルだったのですが、個人的にはランチが出なくてもいいな、なんなら出ないほうが外に食べに行きやすくていいなと思った次第です。
  • ノベルティのグラスかわいい。チューリップ型グラスはお家になかったので愛用させてもらってます。
  • 今回は動画の切り抜きを次の日には終わらせました。スクフェスの翌日の雑談タイムみたいなところに潜り込んで、切り抜きするとすぐ出せるかもという学び。

以上です。とても楽しかったですね。

スクラムフェス大阪とScrum Fest@OnlineのDiscordサーバについて解説するよ

皆さんスクラムフェス(以後スクフェス)楽しんでいますか?一度でもスクフェスに参加された事がある方はScrum Fest@OnlineというDiscordサーバに入られたことがあるのではないでしょうか。 現在実施されているほとんどのスクフェスはScrum Fest@OnlineというDiscordサーバ上で実施されています(スクフェス札幌のみ独自Discordサーバ)

このScrum Fest@OnlineというDiscordサーバですが、情報量が多く、誰かが中央集権的に管理しているわけでもないため混沌としており、特に初参加の方などは戸惑われると思ったため、このサーバ誕生のきっかけとなったスクラムフェス大阪とともに私の知る限りの情報を書こうと思います。なお間違っている情報もあるかもしれませんので有識者の方の指摘求む。

スクフェス大阪について

元々スクフェス大阪は2019年からやっているイベントです。 www.scrumosaka.org

2019年は大阪の会場を借りてオフラインイベントとしてやっていました。 というかこの時期のイベントは基本オフラインでした。

そこに2020年コロナがやってきます。

2020年の3月に開催しようとしていたスクフェス札幌 2020は11月に延期。DevOpsDaysTokyo 2020は中止になりました。

スクラムフェス札幌 2020

2021 | devopsdaystokyo 2020

スクフェス大阪2020をオンラインイベントに

先行する2つのイベントが中止や延期の判断をする中、2020年6月に第二回目を行う予定のスクフェス大阪は、オンラインで実施をすることが決定。 実行委員の方々の間でどんな会話があったかは知りませんが色んな地域、コミュニティを巻き込んでやろうという話になり、各地域、コミュニティにトラックオーナーをご担当いただく形になりました。そうした結果、驚異の19トラックのイベントが爆誕します。

Scrum Fest Osaka 2020 - Program Schedule | ConfEngine - Conference Platform

このスクラムフェス大阪2020のためにたてられたのがScrum Fest@OnlineというDiscordサーバです。 その際に各トラックにそれぞれカテゴリを作り、それぞれのトラックオーナーの人達に好きに使ってもらうという形でイベントが実施されました。

この誰でも見られる地域名やコミュニティ名はその当時作られたトラックの名残ですね。時が経つに連れ使われていないカテゴリは剪定されているので、全部が現存するわけではないですが。

カテゴリとしてXP祭りがあるのも、XP祭りがここで行われているわけではなく(XP祭りもイベントにDiscordを活用しているがスクフェス札幌同様独自Discordサーバ)、当時スクフェス大阪にトラックとして参加したXP祭りの場所という意味でのカテゴリになります。

その後スクフェス三河、新潟、仙台、福岡、沖縄など続々と地域が増え、そのどれもがScrum Fest@Online上で実施するようになりました。 そのため現在のScrum Fest@Onlineはスクフェス大阪のためだけのDiscordではなく、各地のスクフェスや各地のコミュニティの活動拠点になっています。

そしてスクフェス大阪2021にてドラフト会議が導入される

ここらへんの話はこの記事にまとまってます。

kawaguti.hateblo.jp

以上です。歴史の紆余曲折があり現在あまり類を見ない形での形式になっているスクフェス大阪ですが、私の知る限りのコンテキストを書いてみました。

そんなスクフェス大阪ですが、2023も開催されます。 今年も魅力的なセッションがたくさんあるみたいなので、皆さんご興味あればぜひ。

www.scrumosaka.org

スクフェス新潟2023に参加してきたよ

どうもばやしです。 5/20~21に開催されていたスクフェス新潟に参加してきたので感想です。 スクフェス新潟は二回目、私は去年も参加したので前回からの差分なんかも書いていきます。

去年のブログ bayashimura.hateblo.jp

会場がパワーアップしたよ

前回はNINNOという会場だけだったのですが、今回はNINNO3という会場も借りて二会場でやるというチャレンジをしました。 若干距離があるということもあり往来は大変だったけど、NINNOとNINNO3というそれぞれ良さがある会場を両方活用できました。 NINNOやNINNO3のどちらかに人が固まっちゃうじゃないかという懸念は外れ、みんな良い感じにバラけていたので良かったです。

長野の酒を振る舞う

私は対立構造を作るのが趣味なので、わざわざ新潟に長野の酒を持ち込んで「長野の酒の方が美味しいですよね!?」って言う活動をやりました。大体の方が「新潟の酒も上手いからなー、でもこれも美味しいですね」と大人な振る舞いをする中で、小田中さんただ一人がすれ違いざまに「やっぱ新潟の酒が一番だなー!」って言ってきてくれて、流石小田中さんだぜ!ってなりました。 ちなみに新潟の酒も大好きです。加茂錦とか〆張鶴とか今代司とかをよく飲みます。

あとは前回下見の際に失敗した「しんだい呼称問題議論チャレンジ」も今回はEmiさんが付き合ってくれて嬉しかったです。

アジャイルラクティスガイドブックの紹介の場で川口さんと舌戦を繰り広げる

壇上でアジャイルラクティスガイドを紹介している川口さんに挑発されたので壇上に上がってマイクパフォーマンスをしました。 内容としては、品川アジャイルのDiscordサーバに川口さんがコラムのレビュー依頼を投げてたから見たけど、普段の川口さんの文章から比べて明らかに荒かったので、絶対ざざっと書いてあとは丸投げしたろって思った旨を伝えました。

みなさんの前でお恥ずかしい限りですが何人かの方から「面白かった」というお言葉をいただけたので、コンテンツとして昇華できてそうでよかったです。

それはそうとアジャイルラクティスガイドブックの発売が7月ですって。楽しみですね。

https://www.amazon.co.jp/dp/4798176729www.amazon.co.jp

雑な感想

  • スクフェス福岡で登壇されていた、ことねさんやNishiuchiさんなどのニュースターがスクフェス新潟に参加してくれてるのいいなって思いました。
    • ちなみに、私はスクフェスでは大体毎回スター選手が生まれると思っているのですが、今回はスタッフ的には菩薩さんのスター性が非常に輝いてました。
  • 品川のYoutube配信やめるって判断してほんとよかった。単純にスタッフ業だけでも結構忙しかった。
  • ジュラクステイというホテルに泊まりました。スープカレーが美味しかった。
  • 新幹線の帰りの車内でテストの街葛飾聞きながら帰ってたらすぐ東京着いた。ありがたいですね。
  • もろこしさんが「とうもろこしとは関係ないんですよ」って言ってたけどがっつりtwitterのアイコンがとうもろこしだった。面白かった。
  • えわさんとaki.mさんが「クイズ王になるためには、きょんさんが好きそうな本を理解して読む必要があるんですよ」的なことを言っていて、それもうアジャイルテストクイズ王じゃなくてきょんさん理解クイズ王じゃんって思いましたが私は大人だったので黙ってました。
  • 最終日は終電で帰ったけど、良い感じに深い話聞けそうなタイミングで切り上げなきゃいけなかったり、その後みんなめっちゃ盛り上がってたりと、最終日の飲み会は最後まで参加したいなーと思った。けど日曜までいると月曜に響くんだよなー。

以上です。楽しかったですね。

スクフェス福岡2023に行ってきたよ

どうも、ばやしです。 3/3(金), 3/4(土)と福岡で開催されたスクフェス福岡に参加してきたので、感想書いていきます。

スクフェス福岡どうだった?

コンパクトシティ福岡だけあって、コンパクトな会場でメインのステージからわいがやまでがシームレスに繋がっていて良い感じでした。

challepa.jp

コンパクトに収めつつ会場や運営などのクオリティは高いところに持っていくあたりが、博多っ子の意地を感じますね。 会場のコンパクトさゆえ、逃げ場がなく「前々から話したかったんだけど、ちょっと話しかけるのハードル高いな」と思っていた方々に話しかけられたので、話しかけたい人がたくさんいるけど話しかけることに億劫になっている人にオススメです。

前職の方々が登壇する

前職の方々が登壇されました。 登壇されたお三方のうち、鹿島さんは私が所属していたアジャイル推進チームに現在いて、田口さんは過去一緒に九州支店で研修を開いた方ということで縁が深い面々が登壇されていて私も元気をもらえました。 多分リップサービスだろうけど田口さんから「ばやしさんが昔九州で研修をやってくれて、そこからこういう取り組みが広がったんですよ」って言ってもらえたの嬉しいの極み。 私は途中で投げ出しちゃいましたけど、大企業が一歩ずつアジャイルなソフトウェア開発を進めていくのめちゃめちゃ応援しています。

confengine.com

明太子食べ比べ

えーちゃんに「明太子ってどこが美味しいんですか?」と聞いたら「好みなんで食べ比べると良いと思います」と言われたので食べ比べました。 えーちゃんの仰るとおり全然違いますね、びっくり。

  • かばた
  • 稚加榮
  • 椒房庵
  • ふくや
  • 博多おいち
  • 東京のスーパーで買った無記名なやつ

をそれぞれ食べました。 ちなみに私はふくやが一番好きでした。粒感がはっきりしてるのと、魚卵感と明太感のバランスが良かったです。

その他

  • 永瀬さんにステッカーを渡せました。大変お待たせしました。
  • F1でお題 3採択。自分で言うのもなんですが他のハガキ職人勢を圧倒する成績で有終の美を飾れました
  • 今回もセッション見れてない。録画見ていこう。
  • 今回は各セッション毎への動画の切り抜きもやりました。こういうの積み重ねていけば世の中的な財産になるような気もするので、気が向いた時にちょこちょこやっていきます。
  • 品川トラックは全然関われてないけど評判良くて良かったですね。品川アジャイルとして新しいフォーマットができたような気がします。

RSGT2023で登壇と配信とスタッフしてきたよ

どうも、ばやしです。 表題の通り2023/1/11~1/13の日程で行われていたRegional Scrum Gathering Tokyo 2023で登壇したりスタッフしたり配信してきました。

2023.scrumgatheringtokyo.org

感想をポツポツと書いていきます。

登壇どうだった?

登壇の前々日から不安で寝付きが浅くなるほど緊張していました。 ただ壇上に上がったときに、コミュニティで出会った方々、お仕事で出会った方々がいて講演を見に来てくれてるのが目に入り、本当にホッとしたことを覚えています。 (皆様ご参加いただき本当にありがとうございました)

おかげさまで話し始めてからはそこまで緊張せずスムーズに話せた気がしています。 久々のオフライン登壇でしたがみんなのリアクションが分かるのは本当に体験が良いですね。

自分が話している途中のみんなの様子を伺い、声色や間、話の内容を調整できるこの感じはそういえばオンライン登壇にはないものだと思い出しました。 またオフライン登壇したいなー。

発表のスライドはこちらです。

speakerdeck.com

配信(品ライブ)どうだった?

初の2日間配信で、かつ普段積極的にパーソナリティをしている

  • トミーさん→登壇
  • 巌さん→スポンサーブース
  • 私→登壇

とそれぞれ用事を抱える中こりゃあ一体どうなるんだろうと心配していましたが、結果としては杞憂でした。 普段、敵対視させていただいている、furoshiki.fmのお二人やあらうんど83の皆さん、また特に敵対視はさせていただいてないJ.K.さんなどパーソナリティ側として出ていただける方が多く、私個人としてはこれまでで最も負荷が低い品ライブになりました。 また、今回miholovesqさんにイラストレーターのダーヤマさんをご紹介いただき、また一般社団法人スクラムギャザリング東京実行委員会の皆様のご厚意により品川アジャイルのロゴを作ることができました。皆様ありがとうございました。

そのロゴをステッカーにしたものを、品ライブに出ていただいた方々にお渡ししていたのですが、思いの外好評で作ってよかったです。

今回の分は完売御礼になってしまったので、もうちょっと印刷してもっていきます(私信になりますが、必ずmiholovesqさんにはご献上いたしますので少々お待ち下さい)

スタッフどうだった?

私を含め品川アジャイルは配信班スタッフとして参加していたのですが、品ライブの方に人手が割かれ、去年までやっていた各トラックの監視、配信トラブルの対応などが全部tagamiさんにいってしまった形になったのが心残りです。スタッフが作業に追われず、ギャザリングに参加出来たり、セッションを見れたりするのも大事な価値だと思っているので来年はどうにかしたいな〜という気持ちです。

セッションどうだった?

リアルタイムではそんなに見れていないのですが、クロージングキーノートの岩瀬さんのやつだけはきちんと見ました。 私も前職は岩瀬さんと同じNTTグループで、かつ岩瀬さんの所属されてるNTTコミュニケーションズさんともお仕事をしていたので、文化や風土はある程度把握しています。 そんな中大企業の強みを活かしてド派手なことをやったり、JTCの難しいところに泥臭くアプローチしたり、とにかく前に進むために何でもやっているところを以前から本当にリスペクトしていて、その話を改めて聞けて最&高でした。 最高過ぎて講演中のDiscordのチャットで、語彙力がなくなったオタクみたいになってしまったのは反省してます。

スライドはこちら

speakerdeck.com

その他小話

  • miholovesqさんに「品川アジャイルステッカーくれないんだ。ふーん」と言われる。(この時点で既に品切れ)スポンサー様への配慮を欠いていたことを反省する
  • miholovesqさんに「スクフェス沖縄で私あんなにワークショップのファシリテート頑張ったのに感想ブログで言及なかったね。ふーん」と言われる。いつの間にやらご厚意を当たり前だと思ってしまっていたことを反省する。なおいわむーさんのブログにも言及がなかったのでいわむーさんも共犯です
  • じゅんぺーさんにドイツおみやげのカリーブルストをもらう。ありがとうございます!今度食べます!
  • 岩瀬さんのクロージングキーノートに小ネタとしてちょっと出る。思わぬ個レスに「岩瀬さんのファンやっていて本当に良かった」と思う
  • 白い森さんに「品川アジャイルの首領のばやしさんじゃないですかー」と声をかけられる。本当に怖い人だなと思う
  • おにやんまを食べる。おにやんまはやっぱり美味しい
  • 懇親会でryo tanakaさんとkobaseさんにエセ関西弁を披露する。「本当にムカつくからもう止めて?」ってryoさんに怒られる
  • 最終日にfuroshikiのお二人と川口さんと飲みに行く。furoshikiのお二人の話を聞きながらみんな頑張っててすごいなぁとエモい気持ちになる
  • まつしゅーさんのOSTの導入説明の資料で、まつしゅーさんが初めて参加したOSTAgile Leadership Summitだと知る。Agile Leadership Summitは私が初めてアジャイル系のカンファレンスでスタッフをしたイベントなので感慨深くなる。そして貼って頂いてた写真が藤村新さんと私が「スプリントゴールなんていらない」と主張して川口さんにメタメタに論破されたセッションで更に感慨深くなる
  • あらうんど83の方々の寸劇のクオリティが高くて感動する。あとOSTをオンライン・オフライン問わず盛り上げてくれて、スタッフでも無いのに場を作り上げている様を見て、なんて素晴らしいコミュニティなんだって尊い気持ちにあふれる
  • クリエーションラインさんの寸劇のクオリティが高くて感動する。あと自分がdiscordに書いた「ソレガシーコントからの脱却だったんですね」は久々に会心のコメント出したなって思ってたけどあんまり反応がなくて自信を無くす。けどさささんに後で「あのコメント面白かったですよ」って言ってもらえたので自信を取り戻す
  • 品ライブの中でpiyo nakajimaさんが「Fun Done Learnの歌新春バージョン以外のアイディアとしてクリエーションラインさんとラップバトルをするというアイディアがあった」みたいな発言をされててめっちゃ面白いなと思う。 www.youtube.com

以上、楽しかったですね。来年も楽しいと良いですね。

2022年を振り返る

毎年恒例振り返り記事です。振り返っていきます。

エンジニアリングマネージャーになる

2022年の7月からエンジニアリングマネージャーにジョブチェンジしました。 常に「効果的なマネージャーってどんなんだろ」って考えながら仕事してるので、自分にとっては良い刺激になってそうです。 まぁジョブチェンジなのでよくわからないなと思いつつ、色んな人の話を聞いてみたり本を読んだりして勉強しています。 エンジニアリングマネージャーという役割自体は7月からはじめ、組織上のマネージャーにも10月からなりました。 一応わからないなりにやったことを1/11~13のRSGT2023で発表しようと思うのでお楽しみに。

confengine.com

RSGTの発表に含めないと思うので、マネージャー職やってみてどうかという感想ですが「今まで自分がエンジニア職でやっていたこととそんな変わらないかも」と思う反面「権限最高や」という相反する2つの気持ちがあります。

一エンジニアの頃からチームのプロセス改善したり、チームビルディングしたり、良い設計、良いコードについて布教したりしていたのでそんな変わらないなーと思いつつ、やっぱり権限がないゆえに当時の上司を説得説明する必要があり歯がゆいタイミングも多かったです。今はチームのアウトプットが大局的に見て出てればいいだろって感じなので「どんどん実験して、どんどん失敗してください。信頼貯金が尽きかけそうになったら止めるんで」って声を大にしてチームに伝えられるのが良いなぁと思ってます。書いてて思ったけどマネージャーになって信頼貯金の財布の大きさが変わった気がする。これだけだと全然わからないと思いますが、うまく言語化して説明するのははまた今度にさせてください。

結婚式をする

10/29に結婚式をしました。 式場の人とギスギスしたり、奥さんとギスギスしたり、親族とギスギスしたり、招待する人とギスギスしたり、準備期間中は大体ギスギスしてたのですが やったらみんな喜んでたんで、月並みですがやって良かったなという感想です。 個人的に嬉しいポイントは、プロフィールムービーをゆっくり動画にしてもらえた(奥さん製作)ことです。 大体、休日の夜はYoutube鳥人間中国史三昧を見ているので、本当に嬉しい。

Podcastをする

(おおよそ)今年から始めたShinagawa Agile Talks Side BはTommyさんと二人で大体月1くらいのペースでPodcast収録を行いました。

大体毎回ゲストの方々に来ていただき、私が聞きたい話を聞いて、それをTommyさんが編集して公開するというスタイルで一年間続けてきました。 最初は自分の声に生理的嫌悪感を抱きつつ公開された自分のエピソードを聞くのも一苦労だったのですが、最近は「この人ええ声やないの」と思うくらいには慣れてきました。

podcast自体の振り返りはエピソードとして収録しているので是非こちらもご参照下さい。

anchor.fm

またPodcastで気をつけていることをXP祭りで発表したところ大きな反響をいただきました。ありがたいですね。 更にありがたいことにSpeaker Deckの2022 - Most Viewed Decksにも選んでいただけました。更にありがたいですね。

speakerdeck.com

品川アジャイルとして各地のスクフェスをまわる

今年は登壇を意識的に抑え、その代わりに配信スタッフ、もしくはYoutube配信班(品ライブ)という体で各地のスクフェスを回らさせていただきました。 有休、職場及び家庭の信頼貯金も踏まえて私が参加したのは、スクフェス新潟、スクフェス仙台、スクフェス沖縄という第一回目のスクフェスに限らさせていただいたのですが、 それでも今年は地方都市を回ったな〜という印象が強いです。

地方に行って、その地方の人たちがアジャイルスクラムを盛り上げていこうとしているのは その生涯の多くを地方都市で過ごした身としては湧き上がる思いがあります。あー、Iターン、Uターンしたい。

以上、2022年の振り返りでした。 来年も良い年になると良いですね。