どうもばやしです。
この記事はRSGTアドベントカレンダーの8日目です。
毎年このアドベントカレンダーを書いていると「年末が近づいてきたなー」という気持ちになりますね。 今年を振り返ってみるといろんなことが起きましたね。そんな中でも皆様の記憶に一番残っている大きな出来事とは、これではないでしょうか。
Scrum TokyoのYoutubeチャンネル登録者数が1000人を超えたことですね。
いやめでたい。これで収益化も可能です*1
このチャンネル登録者数の増加にきっと関係しているであろう、スクフェスや,RSGT, XP祭りのセッション動画の切り抜き(を継続的に行う取り組み)*2は今年からスタートしました。
元々
各イベントでは、Zoomによるオンライン配信を行っています。 配信の仕組み自体はこちらをご参照ください。
Zoomでオンライン配信を行っているおかげで、配信の動画がそのまま手に入り、それをYoutubeに上げるだけで動画の公開が出来ます。 しかしZoomで収録した配信した動画をそのままYoutubeに上げているという性質上、セッション毎になっておらず、1トラック1本の長い動画になっています。
これは運用負荷がとても低くお手軽でありがたい反面、以下のように視聴されづらい(であろう)点がありました。
- セッションタイトルや講演者の情報などがなく、検索流入が期待できない
- イベント自体を知らない人からすると何の動画かわからない
- イベント自体を知っている人でも、長すぎて動画が探しづらい
これはもったいないな、折角良いコンテンツがあるのに世の中にもっと見られてほしいと思い、今年のRSGTから勝手にセッション毎に切り抜き、Scrum TokyoのYoutubeチャンネルにアップロードをはじめました。
やり始めるときに見込んでいた価値は
- 同時視聴会などでセッションを探しやすい
- セッション講演者の方がSNSで告知しやすい
くらいだったのですが、やり続けると
- セッションのタイトルを検索すると動画が出てくる
という価値も新たに見つかり、やり続けることで価値を発見していくのは面白いなという感じです。
短い方が見やすいかなーくらいの気持ちで個別動画に切り出したけど、セッションのタイトルでgoogle検索した際に動画が出てくるのが本当の価値なのではという気持ちになってきた
— ばやし (@bayashimura) 2023年3月13日
また最近では更に転職先の同僚で初めましての方に「スクラムの動画をYoutubeで見てたら、ばやしさんのセッション動画が出てきて見ました」という声もいただき、スクフェスやRSGTという枠組みから外れ、Youtubeというプラットフォーム上で勝手に動いている感じがあります。
見返してみると今年自分が切り抜いたイベントは、Regional Scrum Gathering Tokyo、Scrum Fest Fukuoka、Scrum Fest Nigata、Scrum Fest Sendai、Scrum Fest Mikawa、XP祭りで、動画本数としては多分200本くらいの動画を切り抜きました。 (ちなみに私だけが切り抜いているわけではなく、DevOps Days Tokyoやスクフェス大阪は別の方がやっていたりします)
基本的に自堕落で特にやる気もない自分にしてはよく続いてるなぁといった感じなのですが、続いている理由を自分なりに考えてみます。
手を限界まで抜いてるけどみんな感謝してくれる
これに尽きます。切り抜く際に私は何も気にしていません。テロップもつけませんし、サムネも作らないし、画質や音質の変更も行いません。 切り抜いた後のチェックもしていませんし、切り抜く際に動画の本編を見ることもしていません。 開始っぽいところを見つけて、終わりっぽいところを見つけて、そこだけ確認して切り抜いています。 *3
切り抜いた後に出来ばえも特にチェックはしていません。(ので変なところがあったらコメントなどで教えてもらえると助かります) 私みたいな何もしない編集作業で一番時間を取られるのは動画を確認するところなので、そこも作業としては抜いています。
そのせいか、各イベント毎に1セッションくらいは切り抜き漏れが発生しています。 Scrum Fest Mikawaに関してはキーノートを切り抜き漏らすという失態を演じました。 しかし特に誰からも責められることもなく「お前そんな半端な気持ちだったらもう切り抜きやめろ」という熱血上司みたいな言葉を浴びせかけられることもなく、続けさせてもらっています。
これはアジャイルコミュニティの中に漂う、貢献のために手を動かす人に対するリスペクトのおかげかなと思っています。
まぁ音質が変でも、動画の開始地点に違和感あっても、何本か切り抜き漏れている動画があっても、何もない状態よりはちょっと前に進んでいるかな、と。 自分の中で負荷なく続けられる貢献を積み重ねて、トータルで大きい価値につなげていくことを良しとしているのかなーとなんとなく感じています。
来年以降も続けていきたいですね。 目指せ登録者10万人。